いつしか日記

日々の日記。圧倒的に仕事の話。

評価は気にするけど結局自己満

2021.8.20

 


金曜日。

昨夜ミーティングがあった。

その明け。

 

 

 

 

着いて早々、笑い袋に声をかけられた。

 

笑い「おばばさま(隣のの事)がぁ、この前の覚えてます?」

 

いいえ。

 

笑い「『ビク抜きの時の緑のカスがたくさん入ってるから気をつけて』ってやつ」

 

わたし「ああーなんかあったような」

 

つまらなさそうな話だなーっと薄ら気付く。

 

笑い「なんとなく覚えてます?」

 

 

隣のが以前ビク抜きしてる天気娘に対して、

『抜いた時に出るカスが製品につきまくってるから気をつけて』というメモを書いていた。

笑い袋はそのメモを入れたまま手配に回すと。

左遷され今や隣の自身がビク抜きをやる事になり・・・という話。

 

笑い袋「自分がやる事になるんですよコレ笑」

 

終わり。

 

 

何かが起きた訳でも無い。

よくあの話の引っ張り方が出来たなと感心した。

 

 

 

要はただ『隣のさんがこれからやらかしますよー』って予告がしたかったらしい。

(結局その後何事も起こらなかった)

 

 

 

仮に製品にカスついててもテープでピッと取れるし不良にはならない。

 

どうしてこんな事を言い出したのか理由を考えてみた。

 

1番に感じたのは、昨夜ミーティングで注意されたから。

他人の悪い話を利用して自分の印象の修復を計ってるのかなって。

他人を蹴落として自分を上げようとしてる。

そう思えた。

 

 

わたしにどう見られてるつもりなんだろう。

 

 

 

 


朝礼後

また笑い袋が隣のの話をして来た。

 

 

笑い「昨日おばばさま騒いでましたよ」

 

わたし「線抜けてたって?」

 

先読みの術。

 

スキャナーのコードがPCから抜けてて

隣のが騒いでたと言う話は昨日他の人から聞いていた。

オチをとっとと言って解放されたかった。

 

笑い「なんかそうそう笑」

 

わたし「USB差すとこ限られてるから使わないスキャナー抜いてるんですよ。

『あたしのMACに何てことしてくれてるのよ!』って言ってたでしょ」

 

笑い袋は愛想笑いで話を終わらせた。

 

どうやらわたしにも隣のを蹴落として欲しいみたいだったが、

思うようにわたしが興味を示さなくて話を広げられなかった。不完全燃焼な笑い袋。

 

 

 

 

 

 

笑い袋に印刷データの校正を頼んだ。

形だけの校正を。

 

笑い袋「ここだけチェックすれば良いですか?」

わたし「いや、こういうのも(全部)・・・」

笑い袋「じゃあそこだけで良いですか?」

 

という感じで校正を値切ってくるから何も信用してない。

もちろん校正を行う意味は笑い袋も知っている。

だからなるべく責任を負わないように最初からチェック項目を値切って来る。

 

ミスを見逃した時は

「あたしも変だなと思ったんですけど〜、

いつしかさんが良いとして作ったのであたしもOKしました!」と言うから、

おかげで笑い袋の面倒臭さに最初に気付いたのはわたしだろうと自負している。

 

 

だからわたしは校正者のハンコが欲しいだけ。

 

サクサクやってほしい。

 

 

笑い「やっぱりMACだと文字が綺麗」

 

わたし「ん?」

 

笑い「Excelだと文字が綺麗じゃ無くて」

 

わたし「・・・」

 


????

スルーした。

 

 

 

 

そうこうしていると、笑い袋が失言をする。

 

 

鳩おじさんが新規の説明を笑い袋にしている。

 

説明が終わって鳩おじさんは去るが、すぐに引き返してきた。

それに気がつかない笑い袋が

 

「直接いつしかさんに言えよ」

 

鳩「ん?」

 

笑い「!!・・・直接言ってください笑」

 

どう切り返すのかすごく興味があったので静観していた。

 

 

 

すごい人とか、良い人とか、

笑い袋は周囲からそういうポイントを稼ぐ事に躍起になる質。

一瞬で鳩おじさんからのポイントが減ってしまい今度は鳩おじさんに夢中になるだろう。

わたしは解放された。

 

 

 

ちなみに、笑い袋が失言で『いつしかさんに言えよ』と言ってたけど、この2人似たもの同士で、

プライドの問題なのか面倒臭がりの問題なのか無責任の問題なのか知らないけど雰囲気で仕事をしているのが見受けられる。

だから詳細を聞きたがるわたしに説明しに行くのを2人で押し付けあっているという訳。

 

分かってないのがバレるのが嫌なんだろうな、と思う。

鳩おじなんかはいつでも逃げ出せるように片足を廊下に出している。

冬はドアを閉めてるので、片手でドアを開けたままにして説明が始まる。

だから鳩おじと話す時はいつもスースーした風が当たる。

笑い袋の方は適当に「なるほど!」を連発してまだ終わってないのにどっか行ってしまう。

 

じっと出来ない2人。

 

 

 

 

 

 

再び鳩おじが笑い袋に話しかけてた。

さっきの失言の気まずさが残ってるので笑い袋は今ならどんな面倒臭い事も聞きます!って感じ。

 

ところが見事に話が噛み合ってない。

お互い一方通行だから噛み合ってない事に気がつかないまま双方納得して解散してた。

 

奇跡起きてるやん。

 

O「噛み合ってんのか合ってないのか分かんないね。

鳩おじさんも『あー!そうだねー!そうだったんだねー!』って適当だからさ、会話は成立してるの?って笑」

 

わたし「結果何事も無ければ成立してる事になるんじゃないですか」

 

O「そうだね、(トラブった時は)自分達でどうにかすんだよね」

 

あまりの噛み合わなさに思わず感想を述べるO。

 

 

 

 

 

出掛けられる前に鳩おじに訳分からん不具合について聞きに行った。

チョコミントとチョコチップを間違えたチョコ違い事件。

笑い袋はダメージを減らす工夫を凝らしたややこしい説明をするから、

元々笑い袋をどう見てるかで不具合の原因が本人なのか、前任者の隣のなのか、お客さんなのか等に枝分かれし、無用な争いを産む事もある。

サークルクラッシャー的な。

 

営業の鳩おじからシンプルに説明して貰った。

 


お客さんは最初にAを注文

お客さんが「Aキャンセル。B注文する。」

笑い袋がAを送る

 


これだけ。

9日の説明の時にごちゃごちゃ言ってた気がするけどとてもシンプルだった。

数秒で終わった。

 

 

 

 

 

 

昼前

Nが笑い袋を呼び止めて報告書のダメ出し。

 

N「『日付と数量は合っていた。キャンセルを間違えた』・・・言ってる事がよく分からない。

間違えて発送したまで書かないと。」

 

O「え?日付と数量だけなんて・・・他にも送るのあるでしょ?1件しか送るのなかったの?」

 

笑い袋「その日はたまたま2件しかありませんでした」

 

O「2件あったけど日付と数量しか確認してないの?うーーーーん(悩)」

 

N「『取り消しの時チェックを行ってなかった為間違えに気付けなかった』って書いてあるから

いつもはやってるのね?って言ったら『そうだ』って言うから、

なんで今回はやってないのかは分からないけど、対策が『注番、製品番号をチェックする』・・・」

 

基本的な事が対策としてそのまま書かれている。

 

O「結局は印刷内容を重視しちゃったって事じゃ無いの?パッと見で。

"チョコミント"と"チョコチップ"をチョコ違いで。そうじゃなくって、製品番号で確認しないと。」

 

『注文書と製品番号を照合しなかった』どっかで聞いた話だな・・・。

笑い袋は『確認をしなかったから』が多い。

今NOが注意をしているが、2人とも内心『何を言おうとまた懲りずにやらかすな』と感じていると思う。

 

 

N「この対策さ、今まではやってたんだよね?

そう言ってたよね?そしたら対策じゃ無いよね?

今回はやらなかったって話で、やってた事を対策として書いちゃうのは違うよね。プラスで書かないと。」

 

笑い袋「・・・」

 

N「別の事でも言ってるけど、笑い袋さんって書かなさすぎ。前倒しとか、誰々さん宛だとか。

『自分が分かってるから書いてない』ってこの間言ってたけど、

昨日の会議でさ、最近忘れる事が多くてって言ってたじゃ無い?自覚してるなら書かなきゃ。」

 

忘れる事が多いってのは、

『いつもこっちから聞かないと報告しないよね』

『いつもこっちから催促しないと提出しないよね』という話が出て、

月一のミーティングの度に言われてるからわざとだとはみんな思ってるけど

笑い袋本人は『最近忘れる事が多くて』でこの話を煙に巻いていた。

 

笑い袋「・・・」

 

N「1人で仕事してる訳じゃ無いから。忘れる事だってあるからさ。

あたしの所もこんなにキャンセルが来るの。

そういう時に確認してるのが製品番号と注文書なんだよね。こんだけあるとごちゃごちゃしちゃうから、要するに一点一様でやんなきゃダメなんだよ。」

 

笑い袋「・・・デスネ」

 

返事が固い。Nの言う事は聞きたくないという主張が混じっている。

 

N「対策とっても難しいと思う。

今までやってたのになんでそれをやらなかったのって言われて終わりだから。

今までやれてたのになんでやらなかったの?って、日にちしか見なかったの?って言われると思う。」

 

笑い袋「・・・」

 

否定続きでキレたのか、耳だけ貸す感じで体が他の事を始める笑い袋。

『分かったからもう話終わりでいい?』って態度で反発している。

 

N「キャンセルする時は製品番号を絶対に照合して。

あと自分の判断で勝手にキャンセルしちゃダメだからね。」

 

笑い袋「キャンセルの時は鳩おじさんに確認してますっ!」

 

鳩おじも『キャンセルの事は俺も知ってる』ってさっき言ってた。

ここから先か。

 

 

 

ボスが合流。

ちゃんと怒られてます風の雰囲気を瞬時に作り出す笑い袋。

ここから見た人はNにくどくど怒られてそれでも健気に耐えてるヒロインに見える。

 

初めから聞いてた組からすると大胆な猫被りに呆気に取られる。

ここで「さっきまでと態度違うじゃん」なんて言うと悲劇のヒロインが威力を増し、論点がズレるので無視。

 

 

ボスにあらすじを教えるN。

 

N「書かなさすぎだから証拠残しといた方が良いよって」

 

ボス「そうだね、あたしも期限決めて取ってあるね。

まぁでも、キャンセルする時は製品番号だよ。

日付だー、数量だーじゃない」

 

N「今までやれてたのになって言われるのがオチかなって。

この対策は今までやってたのを書いてあるだけって事でしょ?」

 

笑い袋「そう・・・そうですね、それ、徹底するって形で」

 

ボス「んーーーあのね、今までの色んなの見ると、笑い袋さんちょっとチャチャっていう確認の方が多いじゃん。『多分これだと思った』とか。

これキャンセルになりますよーって営業に持って行ってさ、お互い確認だから、そういう所もあれなのかもね」

 

笑い袋「あたしそのー、注文書で鳩おじさんに渡してるんですけど、お互い確認してなかったんで」

 

Nの時とは違いボスがいる時はじっとして神妙に話を聞いている。

 

ボス「営業も入れた方が良いよ」

 

おそらく『そこまで確認が出来ないなら』って意味が含んでる。

 

笑い袋「じゃあ営業確認も入れるって事で再提出します」

 

N「ん・・・うん」

何か今回の責任が営業に及んだような気がしてモゴモゴしたN。

 

 

 

 

 

 

 

午後。

笑い袋の机の上に堂々と報告書が置いてあった。

自信が垣間見える。

 

笑い「Nさん書き直しました!置いときまーす!」

 

N「はい。・・・というか鳩おじさんと相談したの?」

 

笑い「いえ」

 

N「自分一人でやらないで相談してからにして」



 

どういう事だ?と思ってNに聞いた。

 

営業が対策のルールに組み込まれていた。

 

 

はいはい、笑い袋の自信の理由が分かった。

自信というか自分だけが悪いんじゃないんだ!っていう視界が開けた感じ。

「自分も悪かったですけどぉ、鳩おじさんだって・・・」

笑い袋の中では営業と責任が50:50ってところ。

 

 

本当に笑い袋の上司じゃなくて良かったと思う。

 

 

 

 

 

はらわたが煮え繰り返っているのだろう、

トイレに向かう途中でNが立ち止まり、

 

N「あたしさっき笑い袋さんに『9月納品のが行ったんだって?』って言ったのよ、そしたら『はいー』って」

 

わたし「(返事が)ランボーさんみたい」

 

それが何か?って返事。

 

N「全然悪びれてなかった」

 

わたし「"日付"は確認出来るんじゃないんですか?」

 

N「笑 知らない!」

 

Nは早く出すもん出して来た方が良い。

 

 

 

 

 

笑い袋が部屋に現れて何やら漁っている。

 

笑い「ほわほわほわ」

 

なにか合点がいった時の擬音語。

 

独り言聞かされるの好きじゃないけど

擬音語はまだ良い。

ハッキリ喋られると反応を求められてるのかで迷う。

「ほわほわほわ・・・うるさいですよね笑 ごめんなさい笑」って続くと思いっきりアウトだけど。

 

でも鼻につく人物が鼻につく事をしてるのは当たり前だと気付いて前よりイライラしなくなった。

気もする。