困った時は新人が助けてくれる
2021.8.6
昨日の東京の感染者数5000人越えた。
金曜日。
昨日のテレコ?の件は報告出来たんだろうか。
笑い袋は朝礼前、新人さんにシステムの事を引き継いでいた。
引き継ぎの話は聞いていないが
いつの間にか話が進んだのだろう。
朝礼にて。
テレコ?の不具合の件は何も触れずに本日の予定を言い終える笑い袋。
笑い袋の隠蔽体質から新しくそういうルールが誕生した。
同じフロア内で"ちゃんと"情報共有しようねというルール。
でも自分の為のルールとは気付いてない。
そうこうしていると早速問題発生。
朝上がって来た印刷の中に材料を間違えているのが発見された。
笑い袋は他人のミスにテンションが上がる傾向がある。
その為、無理矢理用を作って話が聞こえる所に現れる。
笑い袋のテンション5%→100%になった。
独り言の多さで測れる。
ボス「材料用意したの誰?・・・隣のさんだ」
N「印刷は誰?あ、三代目くんか。だから信用してるんだ」
三代目はその表記の通り次期社長の座に着く男だが、責任感が無かった。
だから仕事を"お手伝い"してくれるのは良いがよくよく確認をしないし後片付けもしない。
一方隣のは社内のチャランポラン選手権で殿堂入りしている。
彼奴が関わると世にも奇妙な事が起きるから何もかもを疑わないと自分が後で痛い目を見る。
そんなの周知の事実のはずだが、
放って置かれている"お手伝いさん"には伝わってないのかもしれない。
もしくは知った上で「僕は貰った材料で印刷しただけ」と言ってくれるか。
他のパートさんからも材料違いが見つかったと報告が上がってきた。
ボス「あたし言ってくるよ」
N「対策書〜」
以前、三代目の印刷不良のあまりの多さと対策されない悪質性から対策書を書くように伝えたところ、
品質の長が三代目の名を聞くと対策書の発行を認めてくれなかったり(忖度)、
本人が書きたくないと床で暴れたり(イメージ)で仕事をしただけの検査員達が散々な目に遭った事があった。
今回も"お手伝いさん"な三代目の対策書は期待出来ないと分かりつつ、
一応管理者であり、品質のサブリーダーでもあるボスが行くというので声援を送った。
ちなみに、
一連の話に聞き耳を立ててる笑い袋は200%になった。
%の見分け方
10%未満→生気が抜けてる。ゾンビ状態。
11〜99%→見たことない。
100%→漫画で二頭身にアレンジされたキャラがギャグテイストに動き回るイメージ。
200%→誕生日やらクリスマスやら全ての記念日が今日なのか?って思うくらいお花が飛んでいる。
うふふあはは。
話始めは知らないけどNOがこんな事を言っていた。
N「ねえ教えてたよね?U社(笑い袋担当のお客さん)のシステムの事」
O「教えてた。なんで?」
N「中途半端に嘘教えられても困るんだけど」
今朝、笑い袋が新人さんに引き継ぎしていた事を言っているみたいだった。
やっぱりそんな話まだ出てなかったらしい。
NOは新人さんの前でピリピリしないようにしてるからその場ではスルーしていた。
そう言われると、まだ入社1週間程で入門編の勉強会もやってない新人に
いきなりお客さんのシステムの説明をした所で通じただろうかと気になった。
笑い袋には虚言癖があるのが問題。
人を陥れようとしての嘘では無い。
自分を優秀と思わせる為にその場限りの思い付きを人に教えてしまうという癖がある。
後で嘘がバレてもまたその場限りの嘘をつけばいいだけ。
だからNOの言わんとしている事は分かる。
教えている時に「あたしも全部分かってないので」と保険をかけていた。
新人さんが嘘に気付けるわけがない。
何を隠そうわたし自身も何度かやられている。
わたしの範囲外の仕事の事でふと疑問を口に出すと、それっぽい事を教えてくれるんだけど事実無根の嘘だと判明する。
悪意は感じられない。
冗談を言っている訳でも無い。
物知りな自分を形作る為だけの嘘。
笑い袋に詐欺師になられたら騙し取られるぞ。
話の流れで笑い袋の昨日のテレコ?の件を知ったN。
わたしが普通にOと喋ってたら部門長のNが初耳だったらしく驚愕していた。
笑い袋はついこの間10件近くテレコを出したばかりだったから。
N「テレコ!?」
わたし「電話でそれっぽいこと言ってた。
あれ?ボスさんには報告に行ってましたけど」
N「ボスさんに聞いてこようかな。・・・事務所に取締さんいるけど良いかな?」
O「いいよ」
わたしは偶然テレコ?の電話をしてる時にその場にいたから知っていた。
嘘です。
経験からくる勘でガラス越しに問題が起きているのが分かったので、堂々と入室した。
手にはたった今買ってきた訪問販売のおやつを持って。
ボスの元へ向かったNがしばらくして戻って来た。
N「分かりました。
あたし聞いてないって言ったら『え!?言報告されてないの!?』ってボスさんビックリしてた。
取締さんの方が知ってたよ。」
なんでや。
N「テレコじゃなくて、キャンセルを送っちゃったんだって。それが別の物だったっていう」
O&わたし「ん?ん?」
頭を整理。
注文のキャンセル依頼が来て
キャンセル処理をしないで送ってしまったと。
しかし送ったのは別物。
複雑だな。
どんどん複雑になっていく。
どうして部門長に報告が無いのかの推理が始まる。
O「どうせ『出荷でNさんが忙しそうだったから・・・』って言い出すんでしょ」
わたし「それだ!Nさんは忙しそうでボスさんは暇そうだったから報告出来たってこと?
ボスさんいつも暇だもんね」
社内一忙しいボス。
笑い袋の言い訳は決まっている。
『◯◯さんが忙しそうだったから』
『自分がバタバタしてて』
『あー・・・なんか、あった・・・かな?(記憶喪失)』
『基本手順を忘れてました』
『忘れてました』
『そうか!そうやればいいのか!(新人顔)』
この内のどれかを必ず使う。
攻撃力は『◯◯さんが忙しそうだったから』が1番高いかな。
他人のせいにしているから。
『忘れてました』はAボタン1つですぐ出せる。
特殊能力の『記憶の改変』を使うと『忘れてました』等が真実になり、全ての攻撃力が増す。
今のところ命中率は低い。
なんだか、なぞるだけの言い訳を聞くのが面倒に思えた。
「先に言っちゃダメなんですか?
『なんで報告しないの?あたしは忙しそうでボスさんは暇そうだったから?』って」
わたしが提案すると部門長がなんとも言えない表情をした。
確かに、そう聞いた所で逃げ癖が治る訳では無いわな。
笑い袋の本音は分かってる。
『怒られるのが嫌で後回しにして、
あわよくばケチをつけてくる上司がこの件を忘れてくれれば都合が良い。』
これが理由でいつも言われるまで後処理をしない。
お客さんにはしてる。
この時点では記憶がある。
社内の後処理をしない。
ここで記憶喪失になっている。
ミスより後処理やらない方が怒られるだろうに。
(後処理したところで同じミス繰り返すんだけどもそれはそれ。)
別件。
天気娘が来て苦情を言って行った。
笑い袋がやったラミネート、
印刷のアテ側をカットしちゃってアテの意味が無くなった事を言いに来た。
右下から何mmの所に印刷してあるって条件が全枚数同じなら効率よく加工が出来るのだが、
笑い袋が全部の右下をフリーハンドで切って何mmって条件を消してしまったという事。
苦情を言っている天気娘とガラス越しに一瞬目が合った。
目が合ったからか、わざわざ見せに来てくれた。
天気「アテ切ってるよ!って言ったの」
わたし「なんで切った?」
アテをどうこうしないのは基本オブ基本な事。
笑い袋の様子を見るに、初めて聞いたという反応だったという。
新人顔のやつだ。