いつしか日記

日々の日記。圧倒的に仕事の話。

インパした話

2021.11.18

 

木曜日。

 

 

夢と魔法の王国に行ってきた。

 

1人で。

 

今は感染防止の為シングルライダーを取りやめていてシングルライダーの活躍は無いけど、

それも必要ないくらい待つという事がない。

トイレというアトラクションも並ばない。

これが1番最高。

 

どれくらい空いているかと言うと、

マウンテン系が5〜15分待ち。

幼い子が乗れるのは30分待ち。

 

それでもわたしは逃げ場のない絶叫系には乗らないのでマウンテンはスルーする。

言っておくけどダンボも絶叫系だから。

 

 

 

 

7時前。

現地の駅に到着。

 

 

 

荷物検査の列を横目にわたしはホテルへ向かった。

まずはスーベニアメダル。

オリンピックが関係してるのか知らないけど

スポーツのメダルなるものがあった。

ミキさんが各競技のスポーツをしてる絵柄。

去年ぐらいにあったグヒがホテルマンみたいな格好した絵柄の良かったのにもう無いのか。

 

王国内にも各所にスポーツのメダルがあるのだが、

ミキさんの足の指が出てるやつを見かけたらやろうと決めていた。

 

 

・・・結局それの為に動くのが面倒になって足の指はゲットならず。

ミキさんに足の指がある事も知らなかったから知れただけでも良しとしよう。

 

 

 

 

 

時間を見てホテルのブッフェへ向かう。

公式に"ブッフェ"って書いてある。

調べたらビュッフェでもどっちでも良いらしい。

 

 

窓際で綺麗な庭園がよく見え、

真後ろには食事が乗るテーブルがある良い席に案内された。

1人で来てるのが人からよく見られてしまうという意味ではムムッとなる席だけど、

荷物を置いた瞬間から全く気にならなくなった。

気にした所でなんなん。

 

 

キャラクターモチーフの色々が可愛かった。

1番美味しかったのは焼いたベーコン。

やっぱりベーコンは美味い。

 

 

ゆっくりする時間は無いので休む事なくレストランを歩き回り、店内の飾りを写真に撮り、

トイレというアトラクションに寄ってそのまま会計を済ませた。

お釣りがピン札で返ってきた。

 

 

 

 

ホテルから出て王国へ入国する準備。

荷物検査で鞄をガバッと開けて見せるスタイルは変わったようで、

空港のセキュリティゲートと同じものを通り、手荷物はX線にかけられた。

今までよりも厳しくなった。

でもわたしは危険人物では無いので厳しくなったからってなんなん。

 

通過して待機列に並ぶ。

 

 

 

 

入国の時間まで見知らぬファミリーに囲まれて待つ。

今はピクミンのゲームにハマっているのでそれに忙しい。

上手くいけばピクミン達が王国を観光してる写真が貰えるんやで。そりゃ忙しいよ。

バッテリー消費激しいからこのゲームの為に重い充電器を持ってきた。

 

 

 

当日券の販売はありませんとかいうアナウンスを聞いていると、

「今日は何の日かご存知ですか?」と始まった。

 

職場の天気娘からミキさんの映画が公開した日と聞いていた。

というと、蒸気船の公開日だろうと自分の中で答えを出した。

 

 

「ミキとミニのお誕生日です」

 

 

子ども達「えっ!!!???」

 

えっ!??????

 

そうなん。

知らなかった。毎年ニュースかなんかで聞いてはいるんだろうけど。

 

つまりガチが多い日?

パレードの見る場所早めに埋まるかしら。

気にしとこ。

 

入場者数抑えてるから今日だけ人が多いって事は無いだろうけど。

 

 

 

 

 

予定より30分前倒しで入国。

 

仕組みが変わってファストパスは発行しなくなった。

スタンバイパスというのが導入された。

入国したらすぐにアプリから乗車券(スタンバイパス)を取得する。早い者勝ち。

2個目以降はファストパス同様、時間が過ぎるまで取得できない仕組み。

ショー・グリもアプリから抽選。

 

だからゲートを通過して走るより、立ち止まってスマホの前で祈ってる人が多い。

 

わたしはと言うと、目当てのショーは全滅で、

ミキ・ミニ・ドナのグリも外れ。

唯一キャラクターがランダムに来るグリ1つが当選。

 

去年も同じ場所のグリが当選した。

ズートピアの2人と撮れる!とワクワクしていたら交代して風船で飛ぶ坊やと撮ることになった。

好きとか嫌いとかでは無い。

不勉強でその作品を観ていなかった。

「風船で飛ぶ」と書いたけど坊やが飛んでいるのかも知らない。

並んでいる時に検索して風船の坊やだと判明したくらい。

坊やに申し訳なくて知ってるかの様な振る舞いをし、気を遣った。

そんな思い出のあるグリが当選した。

 

 

 

 

アプリ操作が終わりワールドバザールへ踏み出すと、

コロナ前の人の多さに近付いてきてると感じた。

去年は本当にガラガラで歩きやす過ぎたが、

今日は真っ直ぐ歩くのも困難な人混み。

度々チケットの再販をしてたのは知ってる。

制限どれくらい解除したんだろう。

 

 

 

 

最初に取得した美女と野獣が9時10分。

それまで時間があったのでサダハルアオキのソフトクリームを食べた。

入国してすぐにシンデレラ城を見ながら食べるソフトクリームは絶品だった。

 

 

 

まだ微妙に時間がある。

こういう時は回転の速い取り憑かれた屋敷だ。

 

向かっていると道端に立ち止まっている人がいた。

キャストさんが地面にミキ・ミニの絵を描いていた。

技術を持つキャストさんをわたしは勝手に魔法使いの弟子と呼んでいる。

総じてカストーディアルと呼ぶらしいが、

神がかってる技術は魔法と呼ばれていると思うよ古来から。

魔法使いの弟子の方がミキさんの息がかかってそう。

 

描き終えるまで動画に収めながら眺めていた。

 

 

 

それでも時間に余裕があるので今度こそ取り憑かれた屋敷へ向かう。

 

 

シンデレラ城の後側に行くと、去年の様な殺風景な景色になった。

貸切か?ってほど人がいない。

さっきまでの人達はどこへ。

もう場所取り・・・?

何かのグッズですか・・・?

 

 

 

そんなだから取り憑かれた屋敷は待ち時間なし。

密室になるからか、天井が伸びてるのか床が下がってるのか分からなくなる不思議な部屋の段取りは省かれ、

暗闇に慣れぬうちに乗り物に乗車。

 

アトラクションに辿り着くまでに上り下りも無かったので、みんな口開けて天井の演出を見てる時にこっそり床の方が下がってる訳では無いんだと分かった。

 

 

 

1人だから真ん中に座ってたけど途中から1人乗車する事を思い出してわざわざズレた。

触れはしないけど変な潔癖があるなと気付く。

 

 

進むと、幽霊の配置に見覚えが無い。

変わったのかと思ってたらあの可愛いキャラクターがいないバージョンだったみたいで通常時の取り憑かれた屋敷だった。

大体スリムなサンタがいる時に行ってるから逆に新鮮な気持ちで見れた。

今が丁度クリスマスシーズンなんだけどね。

 

 

 

メリーゴーランドの前にゼペットじいがいた。

人の良さそうな顔で挨拶していた。

 

 

 

こういうの、嬉しい反面頭の隅でどう接すべきか困惑している。

本物のゼペットじいとしているのか、

物語のその後ここで老後を送っているのか、

それともゼペットじいの分身(パラレル)的扱いなのか、

転生したらゼペットじいで最短でピノキオも悪役も懐かせて王国に移り住んで来たのか。

1番無いのはゼペットじいを演じてる人がいるって設定。

 

考えすぎ。

 

 

 

 

 

美女と野獣の時間が来た。

列は無く、スルスルと室内へ。

アトラクションまで道のりが長く、もし城外から並ぶことになったら1日これに時間持ってかれる事になるなと思いながら歩いて行く。

きっと大多数がそう思いながら歩いてる。

そうなるなら途中トイレ作って欲しい。

アトラクションの中にアトラクション(トイレ)を作る事になるからダメだって?

列が訳分からん事になるもんな。

 

 

アトラクション自体は7分程で終わった。

一生スタンバイパスあった方が良い。

 

美女と野獣ファストパスの発券所未だに稼働してるの見た事ないけどまずは朝そこで並ぶ事になるんだろうか。

このままスタンバイパスみたいにアプリから取得する方向にいくんじゃないかな。

 

 

美女と野獣のアトラクションの出口に滝がある。

そこの薔薇がディズニーランドローズなのかなんなのか分からないがとりあえず撮影する事にしている。

確か風間くんがディズニーローズと言ってた気がするんだけど。

 

城を背景にして良い感じの構図だけど薔薇がこっち向いてくれてない。

 

 

 

 

 

次はクリスマスパレードの場所取りへ向かう。

トゥーン街へ。

ここなら薔薇とは違って全員こっち向いてくれるから。

 

密を避ける為に地面にマークがあるんだけど、

そのマークの所にいないと場所取り失敗となる。

マークの場所が埋まってたら往来の邪魔にならない所から見る事になる。

邪魔にならないところなんて無いよ。

 

 

待ち時間にピクミンをどんどんおつかいに出す。

ピクミンが各所で遊んでいる写真が贈られてくる。

こんなで待ち時間も忙しい。

 

 

 

開始からしばらくしてやっとパレードが来た。

耳邪魔耳邪魔。

第二の耳が画角に入る。

頭と結合してなければ取ってくれ。

結合してたら仕方ないけど。

 

身長が欲しいなー。

肉は有り余ってるから今すぐ伸びてくれても構わない。

でも上半身は大事なものが詰まってるから伸びるなら下半身にして欲しい。

 

 

ほら、全員こっち向いてる。

ミニさんのクリスマスの衣装可愛い。

 

プルートは帽子だけで服は着せてない。

ミキさんは着せない派。帽子だけ派。

プルートならピノキオみたいにフェアリーの力でグヒみたいになれそうなものだけど、

プルートも犬の誇りがあるんだろう。

きっとフェアリーの申し出を断ってる。

ミキさんが勝手に断ってるんじゃないよ。

 

 

 

 

次はスタンバイパスが取れたベイマのアトラクションへ。

メリーゴーランドみたいに始まったら終わるまで人の流れが止まるやつだから結構待つ。

去年もスルスルと進まなかった。

 

待ち時間はピクミンで忙しいが、ここでベイマを盛り上げる専門のゲストを発見した。

 

遠いから最初はキャストさんがダンスしてるのかと思った。

よく見るとファンタジアのファンキャップを被った赤い服を着た男性。

ややこしいのはここのキャストも赤い制服。

しかしキャストの人がファンキャップ被るか?

 

明らかにキャストと分かる人は音楽に合わせて手を振っている。

男性の方は若干アレンジを加えてキャストさんよりも元気良くゲストの盛り上げに力を入れていた。

一瞬隣に女性がいて2人で盛り上げていたが女性はいつの間にかいなくなっていた。

 

 

わたしが乗る番が来た。

盛り上げ隊長がゲストなのかキャストなのか、もうロックオンである。

 

音楽が始まり、ベイマがどれだけ勢いのあるアトラクションなのかを説明する用に動画も撮る。

去年初めて乗った時も撮ったが、説明する機会は未だかつてない。

 

アトラクション中はガッツンガッツン重力がかかるので腕に力がいる。

振り回されてる感が結構面白い。

 

 

アトラクションが終わり、後で動画を確認した。

盛り上げ隊長を意識し過ぎてアトラクションそっちのけな動画になっていた。

 

盛り上げ隊長はファンタジアのファンキャップに、原色のような青いシャツ、原色のような赤い羽織り、白のズボン。

ミッキーの口のイラストのマスクを着けていた。

足元には鞄が置いてある。

鞄の上にミッキーのぬいぐるみを座らせている様子。

 

 

この格好ファンタジアじゃん。

魔法使いじゃん。

今日の為にか。

 

 

ずーっと盛り上げてくれている。

おかげでこっちは楽しいけどせっかく取れたチケットなのに、自分の時間はいいのだろうか。

人の勝手だけど。

 

 

 

 

 

 

次はスターツアーズ。

人を呼び込むほど空いているらしい。

それに釣られてわたしを先頭に何人か入って行った。

わたしは元々行く気満々でしたけど。

 

最初入ると暗い部屋。

人が居なさ過ぎて道順が不安になる。

わたしが先頭なので間違えられないドキドキ感。

アトラクションまで止まらずひたすら歩き続けた。

それでもいつの間にか撮影は成功してたみたいでどなたかの彼氏がスパイとして顔を撮られていた。

隙があるからじゃ。

 

 

 

 

続いてスティッチ。

海の方だとタートルトークが好きだからもちろんスティッチのアトラクションも好き。

ただこっちのが弄り倒されるから指名はされたくない。

誰かと来てる時ならともかく1人や。

避けてくれるとは思うけど。

「1人です」感をめちゃくちゃ出す。

 

 

三輪車のスピード違反で収容されてた堅物そうなユージ(5〜60代男性)がスティッチを悪の手先から逃してた。

ユージ良い奴。

 

 

 

 

 

 

さて、今朝予約しといたトゥーン街の土産物屋に行くか。

そうしたら昼食の時間になる。

 

向かっていると突然

ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキだらけの地面に遭遇する。

だらけにした魔法使いの弟子はその場を立ち去った。

植木とセットで捉えて描く位置をデザインしていたみたい。

こんな床が欲しいよ。

 

 

見たことない量のミキに新世界を見たような気持ちでそのままトゥーン街に入ると、

また数人の魔法使いの弟子が地面を

ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキ、ミキにしていた。

ミニもいる。ドナもいた。

 

誕生日だから描きまくってるらしい。

 

 

弟子同士で「ちょっと描いてみな」と言って

「良いじゃん!」と褒め合っていた。

 

ほー、普通の箒じゃなくて広がらない様に固めてるのか。

掃除用じゃないのね。

 

 

ベイマの魔法使い、こっちの地面も見にきた方が良いぞ。

 

 

 

 

トゥーン街の土産物屋で幻のリルリンリンのお菓子が置いてあった。

在庫切れてたのに、入荷したんだ!

友達へのお土産は絶対これだと目を付けてたからラッキー!

 

今日発売のグッズもここの店に置いてあるのか。

だから今日からこの店予約制になってるんだな。

レジで「一度きりしか購入券使えませんよ!?本当に大丈夫ですか!?」って念を押される訳だ。

なんだか分からなくてただただビックリしたわ。

 

 

 

 

事前予約していたコーヒーハウスでは

ベイマがカレーに浸かってるやつを食べた。

デカい人参だなと嫌がってたやつが餅だった。

これは美味い。

 

 

 

事前予約とか入園後予約とかエントリーとかすごい多い。

 

 

 

 

 

食後はシンデレラ城前でパレードを鑑賞。

洋楽の歌が流れてきた。

 

ちょっと待って。

この曲格好良すぎる。

楽曲が神がかってるゲーム『ペルソナ』のサントラに入ってても違和感ないくらい。

 

プリンセス'sや美女と野獣、ベイマ等のフロートが次々と来た。

その中にメリーポピンズがいた。

メリーポピンズって観たことないけどあのペンギン何?

マスコットキャラクターがペンギンなの?

あのペンギン気になる・・・

 

 

 

パレードが通過して行き、よっこらせーと立ち上がり、14時。

この時間からオープンするミルフィーユが食べられる店に向かった。

 

 

ちゃんと美味い。ちゃんと美味かったよ。

食感コリコリとかパリパリとかサクサクしてるのが好みなんだけどミルフィーユの中がサクサクしてた。

こんなん家なら直で手に持って思いっきり噛んで食感を楽しんでいた。

 

 

 

 

 

カリブ乗ろうとしたら止まってるみたい。

諦めたと所でちょっとした人集りを発見。

隙間から蛍光ピンクの何かが動いたのが見えた。

 

ピグレットだ。

こんなどピンクなんだ。

というかプさんご一行だ。

イーヨーは動きは少ないけどしょんぼりしてる感じがゲストの母性をくすぐっている様子。

 

プさんご一行なのに並ばずに好きに撮影して良いみたい。

 

 

ワールドバザールを出た所で鼓笛隊と7人の小人がセットでパフォーマンスをしていた。

 

 

少し離れたところにフック船長とジミーもいた。

ジミーの周りにはゲストがいるけどフック船長・・・

 

 

 

楽しみにしていたワッフルの時間が来た。

予約難しかったんだよ。

瞬殺。

 

 

 

 

 

朝エントリーしたグリの時間がワッフルと被ってたので急いで向かった。

 

フ、フリンだ!

超イケメン!

ありがとうございます!

なのに誰も並んでいない!!!!

え!!!独り占め!???

それはそれでキツい!!!!

 

ウェルカムで迎えられた。

 

鞄の中のティアラ見せてくれた。

序盤のフリンなんだ。設定細かい〜

 

わたしが去るとやる事ないからパレード待ちしてるゲストを楽しませていた。

 

 

 

 

 

スモールワールドの前にピノキオご一行。

 

悪役なのかな?

眠そうな目の、上半身裸マントのお猫ちゃんが気になる。

これでおっちょこちょいな性格してたら好みだけど。

 

 

 

フィルハー、スモールワールド、ピノキオを体験。

 

フィルハーはルミエールが歌う所で漂う食事の香りを嗅ぎに行っている。

あの匂い欲しい。

美味しそうでは無いけどなんか良い匂い。

 

ピノキオは相変わらずよく分からない話だ。

分からなすぎてお猫ちゃん探すの忘れた。

 

 

 

 

 

16時。

ビッグポップ。これも事前予約。

会社の人が学生の時にこっちかあっち(海)でバイトで働いていたというので話を聞いたら、

ここのキャラメルチーズがおすすめだというので買ってみた。

 

ジップロック便利だよと言われて持ってきたものの、未だに使い道は無かったが、

ここだ!

 

ポップコーンをジップロックに入れて手が空いた。

湿気るのも防げそう。最高じゃんジップロック

 

 

 

 

 

Eパレに向け、シンデレラ城前の空きを見つつ再開しているだろうカリブに向かった。

アトラクションの締めだ。

 

 

 

 

17時30分。Eパレ待機。

この時間でも座ってみられる場所が取れるなんて。

めちゃめちゃ空いてますね。

朝混雑してると思ったけど散るとそうでもない。

 

 

ジップロックに入れたポップコーンを食べならピクミンをおつかいに出す。

 

キャラメルチーズは甘じょっぱい。

飽きずに食べれそう。

 

 

 

 

 

 

18時30分Eパレ開始。

 

馴染みの曲が聞こえてきた。

中止してた理由が世界を変えたものだから感慨深い。

 

アラジンとジャスミンがアクリル板越しだ。

ベル、エルサも1人ずつ。

これコロナじゃ無かったら2人っぽかったよね?

 

なにより、トリを飾ったチプデが離れていた。

元から立ち位置がそこなら良いけど、

感染対策で離れてるんじゃ無いのか?

兄弟じゃなかったんだよね確か。

あれ?姉妹のエルサとアナは・・・

 

 

チプデのわちゃわちゃが無いのか〜

コロナめ〜

 

 

 

 

 

最後にワールドバザール内のグッズの店に寄った。

ここも入園してから予約しないと入れない店。

新商品発売日だったからだと思う。

いつもそうではないみたい。

 

最後の最後にクリスマス衣装のミニさんのぬいばを買った。

可愛い。

 

 

 

このぬいば、この後1週間経たずに在庫切れたみたい。

あんなに沢山あったのに・・・

どういう事なの。

 

 

クリスマスのお菓子とかグッズの在庫切れが本当に早い。

 

別日にインパする友達と

「みんなへのお土産、相談せずに被せてみようぜ!」ゲームやってるけどこれはより難易度が高い。

 

在庫さえあれば必ず被る筈なんだ・・・

 

 

 

 

 

 

入力も出力も変換もおかしい

2021.8.26


木曜日。

 

新人パートと男性社員(20歳)の入社日。

 

 

 


朝。

 

笑い袋から品質会議の議事録と活動報告書が配られた。

笑い袋は事務局メンバーの1人。

現在は感染予防で会議は少人数で行われている。

 

 

 

 

 

 

『社外不良件数は19件まで!』

 

今年の目標である。

 

 

 

現時点でなかなかヤバい件数になっているとみんな言っている。

わたしもそう思う。

原因は他の日記に書いてある通りだからここで書かないけど。

 

 

品質長が件数を発表してる筈なので配られた物を読んでみた。

 

 

 

 

報告書によれば、

社外に流出した不具合十数件・・・が、

社内で止めた事になっていた。

流出は3件。

 

数字が逆で報告されていた。

 

 

 

何かやりかねない男だとは思っていたが・・・赤ベコ(品質長)よ。

 

ドSな"蛇"という男にネチネチ言われるのを恐れてやったか?

正論で巻き付いてくるタイプの蛇。

ロックオンすると離さないからね。

 

 

 

 

というか社内不良3件あったのは初耳。

赤べこは出荷検査で発見された不具合は問題にしないから社内不良0件かと思っていた。

 

じっくり内容を読むと、赤べことは関係ない部署の社内不良が3件だった。

 

他部署のはカウントすんのかい。

 

 

赤べこが所属する部署の不具合を訴えた場合、

赤べこが品質長という仮面を被って示談に持っていくようになあなあしに来る。

 

 

赤べこみたいな事をしてると検査員のやる気と質を落としかねない。

逆に「とことんやってやる!」って燃える場合もあるけど。

 

 

 

 

 

 

指摘してみた。

数字が逆になってると。

 

NOは「本当だ」と笑っていた。

笑い袋は無反応。

会議出たの君しかおらんのじゃが・・・

 

笑い袋から何か聞けるかと思ったが、

待っていたのは面倒臭い方の反応だった。


 

わたしと背中合わせの席にいる笑い袋。

わたしが振り向いたら斜め後ろから眼球と顔筋くらいは見える。

目の動きや表情の硬さでは耳に意識がいってるなって様子ではあるのに、

自分に関わる話になるとこうなる。

 

名前を呼ばれ、話の中心に招かれるのを待っているあれの反応だ。

笑い袋自身もこちらが招きやすい様に妙な距離感でウロチョロしてくれるあれの反応だ。

 

 

雑談は進んで参加するけど、

自分が話の中心になれる様な話題になると途端に主役登場!のお膳立てに利用して来て面倒臭くなる。

 

話の中心と書いたけど、実際は一言だけ答えて欲しいというレベルでこれを要求される。


盛り上げてくれるとかサプライズが起きる訳でもない。割に合っていない。

これでお膳立てを求めてくれるな。

主役のつもりならお前が気を配れ。

 

って言っといて。

 

 

 

 

 

しかし何にでも中心になりたがる訳では無い。

仕事のスケジュールやなんかを決める打ち合わせになると、

スーッといなくなって近付いて来なくなる。

 

そういうのは他の人達に任せて都合が良い話だけお膳立てして欲しいらしい。

主役に持ち上げてもらえるもんだと思い込んで全身で寄り掛かってくる。

その考えが透け透け過ぎてBPOの放送基準に引っかかって誰からもお呼びがかからなくなってしまった。

 

 

 

 

ちなみにお膳立てして呼んだ場合。

第一声は驚いた声を出すが、

待ってましたと期待に満ちた目で鳩が豆鉄砲食らった表情をする。


それはそれは演技臭く、お前聞こえてただろって言いたくなる。

この1パターン。


せめて3パターンくらい用意しとけや。


 

 

 

 


 

 


朝礼。


女性の新人さんと男性の新人くんが挨拶に来た。

女性は30代で、男性の方は20歳とか聞いたな。

 

密にならないように新人紹介は2部に分かれていた。

仕方ない事だけど、「頑張ります!」は1回で済ませたいよな。

 

新人くんの髪がサッパリしていた。

ちょっと垢抜け。

 

 

 

 

 


 

 

 

朝礼後。

 

隣の部屋からボスの声が聞こえて来た。

仕事の流れや部屋の説明、トイレの場所なんかを教えている声。

 

どうやら新人さんに説明をしているようだった。

 

 

 

あれ?

みんな山場迎えてるからって笑い袋が新人さんを任されてたはずだけど、

どうした?

 

見ると笑い袋は新人さんと一緒にボスの説明を聞いていた。

 

どうした?

 

 

 

 

 

 

 

次に目を向けた時、笑い袋はボスの周りをウロチョロしていた。

 

こういうコメディな動きをさせたら右に出る者はいない。

見事なウロチョロした動きだ。


 

ボスは気にせず説明を続けている。

 

新人さんは頑張って笑い袋を見ないようにしている。

 


ボスが新人さんを連れて別の部屋に行くと、

笑い袋はついて行かず「the 何をしていいか分からない」状態になる。

表現力がすごいよ君。

 

それからパートさんに何か「やれやれ困った」みたいな表情をして見せて笑い袋は自分の仕事を始めた。

 


パートさんはちょっとざわついていた。

 

わたしは隣の部屋からガラス越しに全体の様子を見渡していた。

 

見ていたわたしもこのコメディな世界観の一部だ。

不思議そうに見ている人役。

 

実際は、日記のネタを見つけた人役。

 

 

 

 

 

 

 

 

後にボスがこんな事を言っていた。

 

「聞くつもりは無いのに聞こえてくるワッラー(笑い袋)の説明が『え!?』って感じで・・・思わず代ったよ」

 

 

あ、お疲れ様でした。

ボスが1番スケジュール詰め詰めなのに。

 

 

 

 

 

 

どういう説明をしてたのか詳細は分からないけど、思い当たる事が1つ、2つ。

 

この2つは共に日頃から問題になっている。

 

 

まず1つをちょっとコントで例えてみる。

 

 

 


 

コント『言われた事をやる』


 

シェフ「皿に付け合わせ盛り付けて」

笑い袋「分かりました!」

 

野菜やポテトを皿に大胆に盛り付ける笑い袋。

 

シェフ「メインの肉置けないじゃん!?」

笑い袋「あ、はい・・・言われた通りに・・・」

シェフ「いやいや、肉置けないんだよ!?」

笑い袋「あ、はい、そうですね・・・」

シェフ「メニューの写真見て!こうだから!」

笑い袋「なるほど!」

 

舞台が暗転して、翌日。

 

シェフ「(今日は大丈夫だろう)さて、笑い袋さん、そろそろ皿に付け合わせ盛り付けといて」

笑い袋「はい!」

 

野菜やポテトを皿に大胆に盛り付ける笑い袋。

 

シェフ「んん!?笑い袋さんこれ!」

笑い袋「はい!・・・言われた通りに・・・」

シェフ「なってないよ!?昨日と同じなんだけど!?あーもうここはいいから、皿洗っといて!」

笑い袋「はい!」

 

笑い袋「洗い終わりました!」

シェフ「早かったね・・って『皿だけ』洗ってんじゃん!?」

笑い袋「あ、はい、他はやらない方がいいのかなって・・・」

シェフ「なんで!?」

笑い袋「言われた通りに・・・」

シェフ「俺のせいかよ!」

 

 

オチ。

 

 

 

 

 


 

分かりやすく表現しただけで、

ここまで極端な事はあんまりない。

 

 

 

指示する側の「やって」と笑い袋の「やった」は目的が違う。

解釈違いが起きている。

 

これが1つ目。

 

 

今回これで選手交代されたとなると、

上司達の目的「新人が早く馴染んで戦力になる事」に対して、

笑い袋は「これ数えて、これ切って」という単発バイトのような、

もっと言うと機械に指示を出すみたいなやり方で指示していたのかな、と。

 

確かにやる事を教えてはいるけど。


もちろん悪気は無いだろう。

 

他人が言う事を100%で汲み取れる人なんているとは思えないし、

俺の言う事100%汲み取れよ!って言う奴は

お前が100%を出力する努力が出来てねーんだよ。とは思う。

 


・・・なんだけど、

それでも擁護できない癖が笑い袋にはある。

 


『面倒臭い』だ。

 

 

 

 

選手交代された考察2つ目。

 


1つ目は入力の問題。

2つ目は出力の問題。

 

 

 

 

 

笑い袋は『かくかくしかじか』という魔法の言葉が本当に伝わると思っている。

 

笑い袋の魔法の言葉は『という訳でぇ』。


『という訳でぇ』にあらゆる説明を詰めている。

 

 

笑い袋だって一言に色々意味を含む事を言ってんじゃん!

なんで他人からの言葉は額面通りに受け取るの!?

って思うじゃん?


 

笑い袋の『という訳でぇ』には、


『営業から説明されたのを次工程に伝えなきゃいけないけど、

分かんなかったしなんとなく言っとけばみんなプロだしなんとなく上手くいく気がする』


というズボラで楽観的な思考が詰まってるだけだから保護者(営業)の帰りを待ち、保留にする事が多い。


笑い袋は楽できて上手くやれた、得をしている、と思っているかもしれないけど。

その逆。損する癖が強い。

 

 

せめてハリボテの自覚は持って欲しい。

「そういう奴」でいてもらいたい。

 


しかし、面倒臭がりだけど評価されたい欲はある。

どうするか。

 


①経験を積む。

②口頭でマウントを取る。

③評価高い人の真似をする。

 

 


正解は③

 

 

面倒臭い事はすっ飛ばして、

評価の高い人の雰囲気だけをコピーしようとする。

 


そのコピー元の人は仕事が出来て自信があってサバサバしている。


笑い袋は経験があっての判断力を『大雑把で運が良い』だと勘違いしている節がある。


運に任せて雑にやって自信がある女を誤コピーしてしまった。

 


都合が良い解釈をしてしまうのはよくあるけど、

これは都合が良過ぎる。

 

 


入力がおかしければ出力もおかしいし変換器も案の定。

 

 

何があったかは詳しく聞かなかったけど、

このまま新人を任せなくて正解だったと思う。


さすがコピー元のボス。


 

 

 

 

 


 


夕方。

 

フィルム出力業者から電話が来た。

 

印刷データを外注でフィルムに焼いてもらっている。

そこから社内の工程を経てなんやかんやで製品が出来上がる。

 

 

このフィルム業者は最近寸法の歪みが酷い。

他の業者も使ってるけど、ここは直接納品に来てくれたり、

締切の時間が遅かったりでいざという時頼りになるから切れないように定期的に出している。

出さなきゃいけない。

 

 

失敗してるって事をストレートに言うとムッとされるから、

柔らかく伝えてみるもののムッとされる。

ムッとする相手はそこの社長さんだ。

このムッの発散が社内の平社員に向けられてたらと想像すると言い方にすごく気を使う。

 

 


6色印刷なら6枚のフィルムが必要って考え方で、

今回は何色かある内の1色だけをこの業者にフィルム出力してもらいたかった。

印刷をハッキリさせるための白ベタの印刷が必要になったからだ。


出力ロットが違う事によるごく僅かなズレも想定内として、

「寸法注意」と書いて入稿データを送った。

念のため外型寸法も書いてFAXした。

 


そうしたら

「寸法注意と書かれても寸法が分からない」

と電話で言ってきた。

 


ちょっと意味が分からなかった。


 


「FAXでも寸法書いて送ってるんですけど、

それかデータ叩くと寸法出ませんか?

その通りに出力して」

と言うと、

 

「難しいんだよね。他の色も全部一気に出力させて欲しい」

 

 

歪む前提だな。


今までは気を遣って失敗を事故みたいな言い方してあげてたけど、

実は思いあたる事があるな?

 

 

もちろん他の業者はロットが違ってもほぼズレがない。

ここの業者だけ異様に狂う。

確実に歪んでるけど、どこから歪みが始まってるのか分からないほどナチュラルに歪んでいる。

オーガニックに狂っている。

 

 


わたしが納得出来ずにいると、

 

業者「出力して、翌日になったらサイズが変わってる事がある」

 

 

ナマモノなん?

生き物なん?


うちペット不可住宅だけどフィルムなら飼ってもいいんけ?

電車乗る時ペット用のカゴに入れるべき?

わたしが入院とかしちゃったら誰か代わりに預かって面倒見てくれる?

 

 


ふわっとこんな質問が浮かんだけど飲み込み、

「そうなんですか」と言ってる間にどう持っていくか、

少ない引き出しを開けて落とし所を考えていた。

 

 


業者は一見低姿勢なおじさんなんだけどムッとしやすい。

ムッとした勢いで「フィルムは日々変化を続けます」みたいな事を言っちゃったのか?

 

そりゃ材料だから経年劣化とかはあるだろう。

しかしだよ。

翌日には変化してるだと?

それが本当なら何十年も新調しないでフィルム使い続けてる弊社大丈夫?

 

 

 

 

 

 

 

 

残業中。


Nがランボーの話を始めた。


 

ランボーは笑い袋同様、いつも同じ内容で注意されて懲りない人。


 

笑い袋は言い訳がポンポン出てくるから騙される人が多い。

こっちのが強か。


ランボーは頭が回ってないけど言い訳はポンポン出てくる。


 

 

ランボーはいつも帰るギリギリとか、

納期ギリギリになってから作業が間に合わないと報告してくる。

 

「もちろん手分けしてやってくれますよね?」


「納期の方を動かしてください」

 

ということを当たり前のように主張する人。

 


 

昔は報告すらしなかったから報告してくるようになっただけ一歩前進した。

関係者のストレスが減った訳ではないが。


まぁ、そういう人。

 

 

今日も今日とて怒られたランボー

ギリギリじゃなくてもっと早く声を出せと。

そしたら、


「予知能力がないのでわかりません」


と言い返したらしい。


 


 

O「喧嘩売ってるよね笑」


N「だから『あたしだって予知能力ないけどやってるよ!』って言ったらニカァって笑ったの。」

 

 


こわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

デスクトップ女の成分表

20210825

水曜日。

 

 

23日に判明した感染者と接触したマー君の件。

昨夜連絡が来て、PCRの結果マー君は陰性だったらしい。

 

 

 

 

仕事中。

 

 

笑い袋「いつしかせんせぇぇ↑〜い」

 

ルパンが不二子ちゃんを呼ぶあの有名なイントネーションで呼ばれる事が多くなった。

 

笑い袋の方を見ると、
インクジェットで印刷して欲しいんですけど〜、という顔をしている。
というかさっき後ろで打ち合わせをしていたのが聞こえていた。

 

だけど他に出来る人がいない(※)仕事でわたしは立て込んでいた。
(※笑い袋が覚えるはずの仕事を拒否してくれたからに未だにぼっち)

 

なので笑い袋が喋り出す前に、
「笑い袋もインクジェット動かせるじゃん」という空気を発しておく。
確か朝礼で手が空いているから他の手伝いに入れると言っていた。時間あるじゃん。

 

笑い袋はわたしからインクジェットのやり方を教わった流れで、都合良く『いつしかさんの仕事』だと考えている。

 

 


笑い「これ急ぎで2枚だけインクジェットで・・やりたいんですけど」

 

喋ってる途中で空気を感じ取った様子。
空気読めたのか。
素でびっくりした。初めて見た。
あんよは上手♪じゃなくて、
空気読みは上手♪って励ましたらもっとアンテナ感度良くなるかしら。



仕事を覚えたなら自分の事は自分でやる。
手が足りない時に声を出す。
このやり方でお願いしますよ。
他の会社ではどうだったのか知らんけど。
辞めるのにな・・・って思ってても知らんけど。

 

 

 

笑い袋はまだメモを見ながらでないとインクジェットを動かせない。
それで良い。
メモを見ながら手順に沿って作業をする。
それで良い。
だからまだ使える時期。

メモを見なくなったら暴走が始まる。
今の内だ。さぁ、やれ。




 

 

 

呼び方の話。

 

 

また「ふ〜じこちゃあ〜ん」みたいな呼び方をされたので聞いてみた。


「(ルパンの)モノマネしてるんですか?」


フレンドリーが過ぎるという話に持って行こうとした。

 

 

笑ってスルーされた。

 

 

過去に2、3度挑戦したが全部この反応。
「よく分からないけどいつしかさんが冗談言ってる笑」って捉えてるような愛想笑いが返ってくる。
だとしたらスベってるのに気付かずに鉄板ネタにしちゃってるじゃんわたし。
気を遣ってんじゃないよ。

 

 

遠回しが道を断たれた。

直球で注意すると「あたしにケチつけてくる」のパターンになる。

 

 

言えば呼び方は直してくれるかもしれないが、
変更を余儀なくされるとどうしても「ケチをつけられた」という思考になる。
0か100の人だから馴れ馴れしくされるかビクビクされるか。
どっちの鬱陶しさを取るか、これまた悩ましい。


そして再び笑い袋が仲良くなった!と判断した暁にはまた距離を詰めようと別の呼び方で呼ばれる事になる。


笑い袋にはまだ「お姉たま」という弾丸がある。

 

 


撃たれる前に撃つ。



「先生」も「お姉たま」も結局は自分の目的の為に使っている。

・口先だけで相手を思う通りに転がしたい。

・チヤホヤされたい。

・現末っ子キャラをあからさまに慕う事で自分はベビーチェアに座りたい。

・庇護対象であると認識されたい。

・盾(人)はあるだけ困らない。

 


(現末っ子が現代っ子に見える。)
現末っ子キャラというのは端的に分かりやすく例えただけでまぁ、わたしの事なんだけど、
笑い袋視点ではそう見えているという話。


笑い袋が思うより女性だらけの職場はもっと足がもつれるほどネバネバしている。
冗談ですけど。

 

 


わたしと笑い袋は10歳離れているが、
わたしの方が年長者、もしくは同じ歳のような話の振り方をしてくる。

最初のうちは変な処世術と思っていたが何か鼻につく。

この鼻につく臭いの成分・・・と解析を進めた結果、上記のあれが成分表。

 

 

 

 


わたしは笑い袋の邪魔をしていたみたい。
そんなつもりは一切ない。


邪魔に思われると同時に「人から頼られる良い椅子(ポジション)に座ってんな」とよく観察されている。

 

わたしは他に出来る人がいない仕事についているから。
笑い袋が狙うほど良い椅子では無い。

それは笑い袋自身がよく分かっている。

分かっているから椅子を用意したのに拒否したんじゃん。

冒頭にも書いてあるね。

 


でもチヤホヤはされたい。

周囲から凄そうに見られるだけで良い。

人からの承認ポイントを稼ぎたい。

だから用意された椅子には座らないが良い所取りだけ出来れば。と周りをグルグル飛ばれている。

餌になるものを出してたらすぐ食い付く。

え!これも食べるんですか!?

ある意味凄い人だと認めている。

 




用意されてるのに座りたくない。
座りたいのに先に座られている。
(笑い袋視点)
皮肉なのね。

 

 

先に撃ってやったぜ〜。



 



撃ち合い(一方的)から話は戻りまして、

インクジェットのデータを取り出すにあたり、
MAC2号機を操作し始めた笑い袋。

笑い「ここだよね?このデスクトップだよね?」

 

何がだ。


何が?と聞いてもでかい独り言だったのか、答えが返ってこないのが笑い袋。
毎度気にしたこちらが損した気分になる。

 

察するにどうやら印刷データが置いてある場所がデスクトップだと思っているらしい。
デスクトップに無いからおかしい!と騒ぎ出した。

 

印刷データは膨大な数なので共有フォルダに仕舞ってある。

笑い袋が毎日使っている加工データも膨大な数があるので共有フォルダに仕舞ってある。
それと同じ事。

 

なんでデスクトップだと思ってるのか謎。
謎過ぎて、箸があるのに「手で食べれば良いですか?」と聞かれたくらい引いている。
いや、箸で食べなよ。分からんのかい。

 

フォルダに仕舞ってある事は最初にちゃんと教えてるし、
加工をやる他の人も1回で理解してるから教え方が雑とかでは無いと思う。

 

 

 

笑い袋はPC関連の何かの資格を前の会社で取らされた、色々持っている。と言っていた。
タイピングもスムーズ。
ちゃんと仕組みは分かってると思っていたが・・・。

 

 

 

・・・分かったかも。
画面反射の力でこちらを向いている笑い袋のPC画面を見た。
他の人よりもデスクトップのアイコンが多い。
笑い袋はデスクトップにデータを保存する人だった。



 


フォルダを教えたものの、


笑い「・・・あれぇ〜無い・・・ちょっと隣のさんに聞いてきた方がよかですか?」

 

データを見落として探せなくて元上司を絡めようと提案して来たので止めた。


あんまり無い無い言うから気になってこっちでも検索してみたらちゃんとヒットしたから。
データあるからやめてくれ。

 

 

隣のってのは左遷された恨み(自業自得)で一矢もニ矢も三矢も・・・百矢も報いてやろうといつも目を光らせているような人物。
笑い袋がこのまま歳取ればこういう人になるんだろうって感じの人。
そんな隣のと笑い袋がセットになったらますます関わりたくないから代わりにデータすぐ見つけてやりました。

 

あぶねーあぶねー
わざとなんか?って。


すぐ他を巻き込もうと事を大きくする所とか、
性格がちょっと違うけど思考がそっくりなんだぜ・・・

 

 

 

笑い「これいろんな飾りがついてる笑」

 

続きまして、データに不備でもあったかのような事を言うので確認したけど通常。
なんなん。


まぁ、何か遭った時の責任が怖いんだろう。
この手のタイプは責任の押し付け先か分散先を常に押さえている。
そういう意味でこちらに選択させるような相談が多いかもしれない。

 

 

 


また長くなるけど、この「飾り」発言で不安に思った事が1つ。

 

笑い袋は製版フィルムのチェックをわたしとWチェックで行っている。
笑い袋が「飾り」と言ったのは恐らく工程で必要なセンサーマークだったり加工の目安線だったりの事を言っている。


そんなのは当然フィルムのチェック対象になっている。
(わたし的には面倒臭いから削除したいけど)それがないと印刷が出来なかったり、目印が無くて手間がかかったりしてやいのやいの問題になる。

 

笑い袋はそれを「初めて見たすご〜いおもしろ〜い」と楽しそうにはしゃいでいる。

チェックする箇所を値切って来るくらいだから
真面目にやってないんだろうと分かってはいたけど、
・・・今初めて見て面白かったらしい。

 

 

またお初を発見。
なにが上手♪と励ませばいいんだろう。
ちょっと思いつかないな。

励ましたところで励まないんだけども。

 


一応チェックの仕方が気になった時は指摘はしてる。けど、
笑い袋の中に言葉が入っていく感じがしない。
以前から日記に書いてるけど、ツルンと弾いて地面に落ちてるような。

 

その通りだったという事。

 

 

 



笑い袋が去った後、
わたしが共用フォルダを開くと、
笑い袋が三角マークを押してフォルダの階層を開きっぱなしにしていた。

開きに開いていた。


これ、この階層の開きっぱなし嫌い。
階層広げたままだと探すのも複雑になるから開いたら格納してと何度か頼んでるけど格納せず。

 

デスクトップにデータがあると決めつけていた件から考えると、
笑い袋が使ってるPCも階層が開きっぱなしになっているんだろう。

わたしが使う事ないから好きにして、だけど、

チョイス間違えの原因の1つじゃないよね?と思えなくもない。

 

 

パートさん達も使う加工データのフォルダを見にいくと、たまに階層が開きっぱなしの時がある。

 

笑い袋が作業した痕跡。

 

PCに苦手意識が強い人が多い。

名前順から日付順に並びが変わってるだけで隣の部屋からわたしを呼びに来るくらい。

だから気がついた時に格納している。

地味にストレス。地味も積もれば深刻となるよ。

 

 

 

 

再び現れた笑い袋。

 

笑い「材料3シート4シート貰ってきた方がいいでしょうか?」
わたし「好きなだけ持っていけばいいんじゃないですか」
笑い「あははは」

 

ふーん、数ピッタリに作るつもりなんだ。

失敗する分は想定してないのか自信があるのか。

そこは分からない事にしておく。

 

 

 

 

また現れた。

今度は別件。

 

笑い「すみませんこれカッティングデータ入ってます?」


加工データを探してるよう。
絶対に入ってますね。


笑い「あっれー?見つけられなかったけどなー?」

 

 

デスクトップには置いてないですよ。

 

 

 

 

 

チョコ違い提出までの静かなるケンカ

2021.8.24


火曜日。

 

 

N「報告あったよー、不具合のやつー」

O「ん?」


なんとなく、わざと笑い袋がいる前で報告書を連想させる言葉を言い出した気がする。

前触れなくぶっ込んできたからOも反応が遅れている。

 

あれだけ言ったのにまだ『チョコ違い』の報告書を出して来ないらしい。

「また忘れてる事にしててもこっちは忘れてねぇぞ」というニュアンスを含んでいるのだろう。

自分の不始末なんだから自発的に動いて欲しいという苛立ち。

ほんと笑い袋の上司じゃなくて良かった。

 

 

笑い袋の方は、あわよくば周りが忘れてくれる事を待つ癖がある。

成功した事もあるんだろう。あるな。

ギリギリに家を出て走って間に合うもんだから余裕を持って家を出れないわたしの様に、成功体験が忘れられない。

 

 

この前の話。

口頭での不具合報告から3ヶ月経った辺りで笑い袋が自ら「あたし(報告書を)3ヶ月温めてます笑」とコソッとわたしに漏らしてきて、

その後Nが「報告書どうした?」と追求すると笑い袋は「忙しくて(忘れてました)」と返していた事があった。

 

確信犯。

わたしの様に。

わたしはそもそも起きる時間すらギリギリの逆算で寝る時間もそうだからいい加減直さなければいけない。とは思っている。

大人が全力で走ってる所あんまり見ないぞ。

 

 

 

わたしの事はともかく、笑い袋は対策をさっさと決めといた方が良い。

お客さんだってそれを望んでいる。

次回の注文では当たり前に対策が為されていると信じている。

笑い袋は惜しいミスよりも初めから適当にやってるミスの方が多い。

それはもはやミスでは無い。運に任せている。

成功体験があるからそれで行けるという自分ルールが出来ている。

 

 

 

 


Nが笑い袋の反応を試したせいか、今度は笑い袋の反撃が来た。

 

Nが「材料倉庫の箱になんか材料入れた?」と聞き回っていると、

笑い袋が「あたしじゃないです。Nさんかと思いました」

 

そう言うと笑い袋はどこかへ。


N「ふふふ笑 やっぱり"あたし"なんだ」

O「『思いました!』」

N「ひどっ」

 

Nと笑い袋は一言多く言える関係性では無い。

冗談も言い合わない。じゃれ合わない。

だから最後の『Nさんかと思いました』という一言は笑い袋の些細な反撃なのだとNOは受け取った。

 

意識過ぎでは?と思わなくもないが、

(わたしに言われたか無いだろうけど)

確かに、笑い袋の返しを聞いた時「最後の一言なんだ?」と不思議には感じた。

2人は一言多く言う関係性ではないから。

含みがあるように聞こえた。

どうでも良いんだけどどうでも良くない。

このちょっとした新たな面を切り捨てて生態系に異常でも出たら大変。

 

 

Nと笑い袋、

なんだか親と子の様なやり取りだなと感じた。

宿題やらずにゲームに夢中になってる子が親に注意されて「あとで宿題する気だったし!」とキレる。

「あー!やろうと思ってたのにもうやる気無くした!」となるか、

また言われる前にとっととやっちゃおう!となるかは知らないけど。

 

 

 

笑い袋の家の話を聞いてると親の言う事に対して負けたくないみたいな負けず嫌いな一面が垣間見える。

そんなのスルーしとけば良いじゃんと思う様な他愛無い話題も「あたしは知らないって言ってんのになんであたしに聞くかな!?」と思い出し怒りしていた。

職場ではそんな面は出さないが、

Nに対してその負けず嫌いの面を出している様に思える。



 

 

 

 

事務所から戻ると、

N「ちくしょう、ちくしょうちくしょう・・・ちくしょう!」

笑いを誘うほどちくしょうを連呼してた。

誰かが笑うまでと決めてたのかは分からない。

O「ここぞとばかりね」

ちくしょうに相槌を入れるO。

 

また笑い袋になにか言われたのか知らないけど、

少ししか席を外してないのに展開が早い。

 



 

 

今度は笑い袋が事務所からこっちの部屋に戻って来た。NOは不在。

 

笑い「お話中で、目が合ったから頭だけ下げといたけど挨拶出来たかな」

 

独り言なのか自分本位に話しかけられてるのか。

でも横に立ち止まられてるし、これは話しかけているらしい。

『殿が』という言葉が抜けていると予想して返事をする。

 

わたし「じゃあダメだ」

笑い「あはははは!」

 

その笑い方なんか噛み合ってない。

「もう一度会ったらちゃんと挨拶しなよ」という意味のわたしと、

「いしつかさんがジャレて来た!」という意味に取った笑い袋。

なんか噛み合わない。

 

噛み合わないけど普段が普段だから仕方ない。

わたしは業務に関しない事はほぼ適当に答える様にしている。

笑い袋に対して。

多分、真面目に付き合っちゃいけないタイプ。

他人から何か吸い取って消耗させるタイプ。

関わらないに越した事は無いがそうはいかない。

 

そんなだからジャレて来たと思われても仕方がない。

笑い袋に見えてる仲良しメーターとわたしの仲良しメーターの誤差が酷いと誰に伝えりゃいいのよ。

 

 

もちろん最初は真面目に話してた。

「右に曲がって」を「真っ直ぐ進む」に解釈するから面倒臭くて適当に力を抜く様になった。

 

 

まとめると面倒臭いということ。

 

 

 

面倒臭いので、たったこれだけの会話でまた仲良しメーターが上がった笑い袋。

 

笑い「H〜社の、類〜似を。これこれ。頂きマンモス」

 

この状態を笑い袋200%と呼んでいる。

笑い袋200%はわたしが借りてた物を回収して行った。

 

 

 

 

 

 

 

午後。

自動ドアが開いた瞬間、隣のが短距離選手みたいな勢いで突っ走って行ったのが見えた。

天気娘に言うと、あれを現場ではチョロQと呼んでいるらしい。

天気娘「あの短い距離だからこそ走れるんだよ」

 

隣のは歩く時もだけど床を見ながら歩くから前方に人が現れても気付かない。止まれない。

止まれないから人が開けたドアを当たり前のように自分が1番に通るし、

ぶつかった時は「ああごめんごめん」と言うが相手の顔は見ない。

おそらく過去に金が落ちててその幸運が忘れられずに床を見ながら歩いているんだろう。

わたしがギリギリに家を出ても間に合うもんだから止められなくなってしまっているのと同じように。

 

まぁ、冗談だけど。

 

 

 

 

しかしチョロQ命名は面白いと思った。

 

 

チョロの響きが舐め腐ってる感じで最高だと思ったけど、他の人にはウケなかった。

ボスやNOの3人に言わせるとチョロQ命名が可愛すぎると。

だから闘牛になった。

 

 

 

 

 

「ちくしょう」の件では無いと思うが、

今朝Nと笑い袋でこんなやりとりがあったらしい。

 

笑い袋が今日のやる予定に挙げてた仕事をやってる様子が無く、

どうしたのかと聞くと「明日やる事にした」と返ってきたらしい。

明日出荷なのにそれで良いのかとNが説得して仕事に向かわせたと。

あいつ訳分からん、と言いながらボスに報告していた。

 

 

笑い袋は"納期をずらせば良い"って選択ボタンがかなり大きい。

"頑張る"ボタンの5倍は大きい。

 

"面倒臭いからやりたくない"からスタートしてアミダを楽しむ間もなく一直線に"納期ずらす"に辿り着く。

誰かが横棒を入れないと"頑張る"に辿り着かない。

そんな感じ。

 

 

 

わたしが考えるに横棒を入れずに放っといたら放っといたで事情を知らない人達、主にパートさんには、

"1人健気に今日出しを頑張ってる笑い袋さん"と映り、

「今日出しなのになんで手伝ってあげないの?」と上司のNOが批難されるんだろうなと。

とても判官贔屓

でも笑い袋も悲劇のヒロインの顔と反抗期の顔を強かに使い分けてるからそうなるのは当然っちゃ当然。

 

そうするとNOのやる事なす事悪く捉えてちょっとずつやり辛い環境に出来上がる。

こう言う連鎖を知ってか知らずかNはアミダに横棒を加えて止めていた。

ただただ腹が立って言ったんだろうけど。

 

 

 

ボスへの報告の時に聞こえたけど、

『チョコ違い』の報告書はちゃんと提出されたらしい。

営業の責任にしちゃダメだよと、そこはちゃんと周りが却下したと。

 

 

 

 

 

 

こういう人がきっと生き残る

2021.8.23


月曜日。

 


朝。

笑い袋がムードメーカーさんにシステムの引継ぎを行なっていた。

 

笑い袋は楽しそうだけどムードはため息をついていた。

ムード「無理だよ・・・」

 

笑い袋は笑うばかりでどんどん説明を先に進める。

ムード「全然分かんない。言われたままにやってるけど」

 

ムードが流れを整理しようとすると、

笑い「大丈夫!ここでこうして注文を確定させる!」

ムード「・・・わかんない」

 

笑い袋から「どこでもいいんでクリックして」と言われてムードは「どこでもいいってどこ!?」とビビるほど機械への苦手意識が強い。

 

ムードメーカーさんが覚えてくれなきゃ困るので上手い事やって欲しい。

ムードさんイライラしてる時のため息がでかいんだわ。

 

パートなのにこんな事もやらなきゃいけないの?って自分で視野を狭めているせいで余計にイライラしてるんだと思う。

新しい事を覚えるのは負荷なのは分かる。

 

ただ他のパートさんもやっている作業だからムードだけって話ではない。

でかいため息が止まらない。

 

 

 

 

新人の新クールさんが「いつしかさん今ちょっと良いですか?」と話かけてきた。

他にも特徴があるだろうけどあんまり人付き合いが得意じゃないようで今のところクールという印象しかない。

今回の新人の中でも一際coolだから新クール。

 

新クール「午後いつしかさんのやり方見ても良いですか?」

わたし「いいですよ」

 

わたしの作業を参考にしろだとか何とか人伝に聞いたのだろうと察したので「なんで?」とは聞かない。

つまりは慣れたらそのくらいのスピード感でやって欲しいなというその人の希望。

新クールはちゃんと汲み取れてるから良いけど、

わたしの方からああしろこうしろと指導するのは嫌だ。

自分の持ち場の話じゃないから。

勝手に名前を出すな。

許可を取ってもダメだ。

 

 

新クールは上司のNにも了承を取る。

Nはちょっと引いている。

まだ入って来たばかりなのだからそんなに思い詰めなくても・・・という引きかな?

新クールが居なくなるとわたしが補足をする。

 

わたし「新クールさんがやってる前でわたしが来て『これあと何分で仕上げて!』コントやったから気にしてるんだと思います。」

 

 

『1分で3シート仕上げて!』

わたし『え?1分で1シート?優しい』

『3シート!』

ってだけの別に笑かそうとしてやってるわけでもないやり取りの事。

まぁ、何分で仕上げて!は本当にそうして欲しいから言ってんだろうけど、

別に無理難題を押し付けてるわけではない。

 

 

わたし「『自分が遅かったんだ』って。

あの後『すみませんあれ明日出しだったんですね』って謝って来ましたもん。

その時は気付かないで『大丈夫ですよ』って返したんですけど、

後から考えたら新クールさんあのコント聞くの初めてかと思って。

いつもあんな事言ってるって言いそびれました。」

 

 

 

 

笑い袋とムードメーカーさんの引き継ぎはまだ続いている。

笑い「っていう話。うふふ」

ムード「全然分かんない」

笑い「次はN社さんのシステムに移ります」

 

数分後。

笑い「じゃあここでの作業は以上です」

ムード「だめだこりゃ」

 

だめだこりゃ。

 

 

 

 

 

応接室に珍しくマー君がいた。

何かあったに違いない。

 

「実は・・・」と、Oがヒソヒソ話で教えてくれた。

 

業者が陽性になった連絡があり、対応したマー君が殿から看病を受けている状態らしい。

PCRの検査キットなのか、コンタクト入れみたいなケースをダンボールの箱から出しーの、袋を開封しーのを殿がやってあげていた。

楽しそうね。

 

 


15時休憩。

5分ずらすように言われた休憩は、

案の定5分どころじゃなく15分。

 

エアコンの風のみで窓も開いて無く、出入り口も取締によって閉められた空間で15分間殿のオンステージ。

もちろんマスクはしてるけど。

けど声量的にマスクから唾飛んできそうな感ある。

 

冊子が配られ、

コロナが身近に迫ってきているから話がスタートし、

前回の内容と変わらない、うがい手洗いをしっかりしようって内容。

ただ2ページ目にひな形を使ってうちオリジナルのルールが追加されていた。

そこの説明がしたかったらしい。

いいよ冊子あるから。


マー君のことは言わないのかなと思ったら、

最後に「マー君が悪いわけじゃないけど」と前置きして話始めた。

 

会社に何個かPCR検査キットがあると。

マー君は業者と5分ほど立ち話しただけなので濃厚接触者には該当しないが、一応検査に送って今週には判定が出るだろうと。

 

オンステージが終わり、ここから休憩。

健康診断に行っていたメンバーが戻って来た。

健康診断組だけはオンステージを逃れたのかと思いきや、遅い昼食を食べ終えたら殿が説明するらしい。

殿は何が何でも全員と濃厚接触者になりたがっていた。

 

 

 

 

評価は気にするけど結局自己満

2021.8.20

 


金曜日。

昨夜ミーティングがあった。

その明け。

 

 

 

 

着いて早々、笑い袋に声をかけられた。

 

笑い「おばばさま(隣のの事)がぁ、この前の覚えてます?」

 

いいえ。

 

笑い「『ビク抜きの時の緑のカスがたくさん入ってるから気をつけて』ってやつ」

 

わたし「ああーなんかあったような」

 

つまらなさそうな話だなーっと薄ら気付く。

 

笑い「なんとなく覚えてます?」

 

 

隣のが以前ビク抜きしてる天気娘に対して、

『抜いた時に出るカスが製品につきまくってるから気をつけて』というメモを書いていた。

笑い袋はそのメモを入れたまま手配に回すと。

左遷され今や隣の自身がビク抜きをやる事になり・・・という話。

 

笑い袋「自分がやる事になるんですよコレ笑」

 

終わり。

 

 

何かが起きた訳でも無い。

よくあの話の引っ張り方が出来たなと感心した。

 

 

 

要はただ『隣のさんがこれからやらかしますよー』って予告がしたかったらしい。

(結局その後何事も起こらなかった)

 

 

 

仮に製品にカスついててもテープでピッと取れるし不良にはならない。

 

どうしてこんな事を言い出したのか理由を考えてみた。

 

1番に感じたのは、昨夜ミーティングで注意されたから。

他人の悪い話を利用して自分の印象の修復を計ってるのかなって。

他人を蹴落として自分を上げようとしてる。

そう思えた。

 

 

わたしにどう見られてるつもりなんだろう。

 

 

 

 


朝礼後

また笑い袋が隣のの話をして来た。

 

 

笑い「昨日おばばさま騒いでましたよ」

 

わたし「線抜けてたって?」

 

先読みの術。

 

スキャナーのコードがPCから抜けてて

隣のが騒いでたと言う話は昨日他の人から聞いていた。

オチをとっとと言って解放されたかった。

 

笑い「なんかそうそう笑」

 

わたし「USB差すとこ限られてるから使わないスキャナー抜いてるんですよ。

『あたしのMACに何てことしてくれてるのよ!』って言ってたでしょ」

 

笑い袋は愛想笑いで話を終わらせた。

 

どうやらわたしにも隣のを蹴落として欲しいみたいだったが、

思うようにわたしが興味を示さなくて話を広げられなかった。不完全燃焼な笑い袋。

 

 

 

 

 

 

笑い袋に印刷データの校正を頼んだ。

形だけの校正を。

 

笑い袋「ここだけチェックすれば良いですか?」

わたし「いや、こういうのも(全部)・・・」

笑い袋「じゃあそこだけで良いですか?」

 

という感じで校正を値切ってくるから何も信用してない。

もちろん校正を行う意味は笑い袋も知っている。

だからなるべく責任を負わないように最初からチェック項目を値切って来る。

 

ミスを見逃した時は

「あたしも変だなと思ったんですけど〜、

いつしかさんが良いとして作ったのであたしもOKしました!」と言うから、

おかげで笑い袋の面倒臭さに最初に気付いたのはわたしだろうと自負している。

 

 

だからわたしは校正者のハンコが欲しいだけ。

 

サクサクやってほしい。

 

 

笑い「やっぱりMACだと文字が綺麗」

 

わたし「ん?」

 

笑い「Excelだと文字が綺麗じゃ無くて」

 

わたし「・・・」

 


????

スルーした。

 

 

 

 

そうこうしていると、笑い袋が失言をする。

 

 

鳩おじさんが新規の説明を笑い袋にしている。

 

説明が終わって鳩おじさんは去るが、すぐに引き返してきた。

それに気がつかない笑い袋が

 

「直接いつしかさんに言えよ」

 

鳩「ん?」

 

笑い「!!・・・直接言ってください笑」

 

どう切り返すのかすごく興味があったので静観していた。

 

 

 

すごい人とか、良い人とか、

笑い袋は周囲からそういうポイントを稼ぐ事に躍起になる質。

一瞬で鳩おじさんからのポイントが減ってしまい今度は鳩おじさんに夢中になるだろう。

わたしは解放された。

 

 

 

ちなみに、笑い袋が失言で『いつしかさんに言えよ』と言ってたけど、この2人似たもの同士で、

プライドの問題なのか面倒臭がりの問題なのか無責任の問題なのか知らないけど雰囲気で仕事をしているのが見受けられる。

だから詳細を聞きたがるわたしに説明しに行くのを2人で押し付けあっているという訳。

 

分かってないのがバレるのが嫌なんだろうな、と思う。

鳩おじなんかはいつでも逃げ出せるように片足を廊下に出している。

冬はドアを閉めてるので、片手でドアを開けたままにして説明が始まる。

だから鳩おじと話す時はいつもスースーした風が当たる。

笑い袋の方は適当に「なるほど!」を連発してまだ終わってないのにどっか行ってしまう。

 

じっと出来ない2人。

 

 

 

 

 

 

再び鳩おじが笑い袋に話しかけてた。

さっきの失言の気まずさが残ってるので笑い袋は今ならどんな面倒臭い事も聞きます!って感じ。

 

ところが見事に話が噛み合ってない。

お互い一方通行だから噛み合ってない事に気がつかないまま双方納得して解散してた。

 

奇跡起きてるやん。

 

O「噛み合ってんのか合ってないのか分かんないね。

鳩おじさんも『あー!そうだねー!そうだったんだねー!』って適当だからさ、会話は成立してるの?って笑」

 

わたし「結果何事も無ければ成立してる事になるんじゃないですか」

 

O「そうだね、(トラブった時は)自分達でどうにかすんだよね」

 

あまりの噛み合わなさに思わず感想を述べるO。

 

 

 

 

 

出掛けられる前に鳩おじに訳分からん不具合について聞きに行った。

チョコミントとチョコチップを間違えたチョコ違い事件。

笑い袋はダメージを減らす工夫を凝らしたややこしい説明をするから、

元々笑い袋をどう見てるかで不具合の原因が本人なのか、前任者の隣のなのか、お客さんなのか等に枝分かれし、無用な争いを産む事もある。

サークルクラッシャー的な。

 

営業の鳩おじからシンプルに説明して貰った。

 


お客さんは最初にAを注文

お客さんが「Aキャンセル。B注文する。」

笑い袋がAを送る

 


これだけ。

9日の説明の時にごちゃごちゃ言ってた気がするけどとてもシンプルだった。

数秒で終わった。

 

 

 

 

 

 

昼前

Nが笑い袋を呼び止めて報告書のダメ出し。

 

N「『日付と数量は合っていた。キャンセルを間違えた』・・・言ってる事がよく分からない。

間違えて発送したまで書かないと。」

 

O「え?日付と数量だけなんて・・・他にも送るのあるでしょ?1件しか送るのなかったの?」

 

笑い袋「その日はたまたま2件しかありませんでした」

 

O「2件あったけど日付と数量しか確認してないの?うーーーーん(悩)」

 

N「『取り消しの時チェックを行ってなかった為間違えに気付けなかった』って書いてあるから

いつもはやってるのね?って言ったら『そうだ』って言うから、

なんで今回はやってないのかは分からないけど、対策が『注番、製品番号をチェックする』・・・」

 

基本的な事が対策としてそのまま書かれている。

 

O「結局は印刷内容を重視しちゃったって事じゃ無いの?パッと見で。

"チョコミント"と"チョコチップ"をチョコ違いで。そうじゃなくって、製品番号で確認しないと。」

 

『注文書と製品番号を照合しなかった』どっかで聞いた話だな・・・。

笑い袋は『確認をしなかったから』が多い。

今NOが注意をしているが、2人とも内心『何を言おうとまた懲りずにやらかすな』と感じていると思う。

 

 

N「この対策さ、今まではやってたんだよね?

そう言ってたよね?そしたら対策じゃ無いよね?

今回はやらなかったって話で、やってた事を対策として書いちゃうのは違うよね。プラスで書かないと。」

 

笑い袋「・・・」

 

N「別の事でも言ってるけど、笑い袋さんって書かなさすぎ。前倒しとか、誰々さん宛だとか。

『自分が分かってるから書いてない』ってこの間言ってたけど、

昨日の会議でさ、最近忘れる事が多くてって言ってたじゃ無い?自覚してるなら書かなきゃ。」

 

忘れる事が多いってのは、

『いつもこっちから聞かないと報告しないよね』

『いつもこっちから催促しないと提出しないよね』という話が出て、

月一のミーティングの度に言われてるからわざとだとはみんな思ってるけど

笑い袋本人は『最近忘れる事が多くて』でこの話を煙に巻いていた。

 

笑い袋「・・・」

 

N「1人で仕事してる訳じゃ無いから。忘れる事だってあるからさ。

あたしの所もこんなにキャンセルが来るの。

そういう時に確認してるのが製品番号と注文書なんだよね。こんだけあるとごちゃごちゃしちゃうから、要するに一点一様でやんなきゃダメなんだよ。」

 

笑い袋「・・・デスネ」

 

返事が固い。Nの言う事は聞きたくないという主張が混じっている。

 

N「対策とっても難しいと思う。

今までやってたのになんでそれをやらなかったのって言われて終わりだから。

今までやれてたのになんでやらなかったの?って、日にちしか見なかったの?って言われると思う。」

 

笑い袋「・・・」

 

否定続きでキレたのか、耳だけ貸す感じで体が他の事を始める笑い袋。

『分かったからもう話終わりでいい?』って態度で反発している。

 

N「キャンセルする時は製品番号を絶対に照合して。

あと自分の判断で勝手にキャンセルしちゃダメだからね。」

 

笑い袋「キャンセルの時は鳩おじさんに確認してますっ!」

 

鳩おじも『キャンセルの事は俺も知ってる』ってさっき言ってた。

ここから先か。

 

 

 

ボスが合流。

ちゃんと怒られてます風の雰囲気を瞬時に作り出す笑い袋。

ここから見た人はNにくどくど怒られてそれでも健気に耐えてるヒロインに見える。

 

初めから聞いてた組からすると大胆な猫被りに呆気に取られる。

ここで「さっきまでと態度違うじゃん」なんて言うと悲劇のヒロインが威力を増し、論点がズレるので無視。

 

 

ボスにあらすじを教えるN。

 

N「書かなさすぎだから証拠残しといた方が良いよって」

 

ボス「そうだね、あたしも期限決めて取ってあるね。

まぁでも、キャンセルする時は製品番号だよ。

日付だー、数量だーじゃない」

 

N「今までやれてたのになって言われるのがオチかなって。

この対策は今までやってたのを書いてあるだけって事でしょ?」

 

笑い袋「そう・・・そうですね、それ、徹底するって形で」

 

ボス「んーーーあのね、今までの色んなの見ると、笑い袋さんちょっとチャチャっていう確認の方が多いじゃん。『多分これだと思った』とか。

これキャンセルになりますよーって営業に持って行ってさ、お互い確認だから、そういう所もあれなのかもね」

 

笑い袋「あたしそのー、注文書で鳩おじさんに渡してるんですけど、お互い確認してなかったんで」

 

Nの時とは違いボスがいる時はじっとして神妙に話を聞いている。

 

ボス「営業も入れた方が良いよ」

 

おそらく『そこまで確認が出来ないなら』って意味が含んでる。

 

笑い袋「じゃあ営業確認も入れるって事で再提出します」

 

N「ん・・・うん」

何か今回の責任が営業に及んだような気がしてモゴモゴしたN。

 

 

 

 

 

 

 

午後。

笑い袋の机の上に堂々と報告書が置いてあった。

自信が垣間見える。

 

笑い「Nさん書き直しました!置いときまーす!」

 

N「はい。・・・というか鳩おじさんと相談したの?」

 

笑い「いえ」

 

N「自分一人でやらないで相談してからにして」



 

どういう事だ?と思ってNに聞いた。

 

営業が対策のルールに組み込まれていた。

 

 

はいはい、笑い袋の自信の理由が分かった。

自信というか自分だけが悪いんじゃないんだ!っていう視界が開けた感じ。

「自分も悪かったですけどぉ、鳩おじさんだって・・・」

笑い袋の中では営業と責任が50:50ってところ。

 

 

本当に笑い袋の上司じゃなくて良かったと思う。

 

 

 

 

 

はらわたが煮え繰り返っているのだろう、

トイレに向かう途中でNが立ち止まり、

 

N「あたしさっき笑い袋さんに『9月納品のが行ったんだって?』って言ったのよ、そしたら『はいー』って」

 

わたし「(返事が)ランボーさんみたい」

 

それが何か?って返事。

 

N「全然悪びれてなかった」

 

わたし「"日付"は確認出来るんじゃないんですか?」

 

N「笑 知らない!」

 

Nは早く出すもん出して来た方が良い。

 

 

 

 

 

笑い袋が部屋に現れて何やら漁っている。

 

笑い「ほわほわほわ」

 

なにか合点がいった時の擬音語。

 

独り言聞かされるの好きじゃないけど

擬音語はまだ良い。

ハッキリ喋られると反応を求められてるのかで迷う。

「ほわほわほわ・・・うるさいですよね笑 ごめんなさい笑」って続くと思いっきりアウトだけど。

 

でも鼻につく人物が鼻につく事をしてるのは当たり前だと気付いて前よりイライラしなくなった。

気もする。

 

 

ミーティング(やる気見せろ?)

2021.8.19

 

木曜日。

 


 


朝礼前。

品質長の赤べこが来た。

笑い袋に不良報告書を返しに来たみたい。

 

赤べこは報告書のナンバーを発行する係。

 

あまり赤べこが事情聴取する事はないが、

笑い袋の報告書の発行が多いからちょっと気になったみたい。

 

 

今年は確か年間19件以上の社外不良を出さないという目標があって、

春頃にあった審査の時は笑い袋がずっと懐で温めてくれてたから

社外不良3件で済んで審査官に「優秀ですね」って褒められていた。

 

 

それが現在19件をとっくに越えていた。

 

 

9割が笑い袋関連。

対策考えた本人が守る気ないからどれも同じミスを繰り返している。


次回の審査でなんと言われるか。

その頃には笑い袋はもういない。

 

 

 

 

 

今回は現品相違。


赤べこ「すごい似てるもん?」

笑い「いやー似ては無いけどー」

赤べこ「似てない・・・」

 

せめて似てる製品であれ。

 

笑い「チョコチップと、ここ(日付)を見てしまって、枚数を見てしまって、それで間違えた。」

赤べこ「ああ、はい。わかりました」

 

チョコチップとチョコミントのチョコ間違え。

大きく印刷されたチョコミントとチョコチップを見間違え、出荷日と出荷枚数があってる事を確認して送ったと。

 

赤べこはさっさと立ち去る。

 

 

 


 


 

わたし「おばパカ(隣のの事)健康診断書ここに置いてってますけど」

 

O「えー?あ、なんか(PCの接続で)外れてたって騒いでたよ」

 

スキャナーかな。

 

わたし「線が?」

 

O「うんそう。誰か触っただろ!って言ってた」

 

まだこのPCを自分の物扱いしてるのか。

 

わたし「画面の裏触ってました?」

 

O「そう」

 

わたし「わたしです。USB挿すところ少ないから使わないの抜いたんですよ。

挿せば良いんだから騒ぐ事じゃ無い」


 

解決。

(この話明日も聞かされる。)

 

 

 

朝からNO達の業務プリンターの調子が悪いみたいで、

「トナー交換」と言って取締にトナーをお願いしていた。


 

ケチだからなのかは知らないけど「まだ使えるでしょ?」と一蹴されるNO。

ケチだからなのかは知らないけど買い置きがないらしい。

ケチだからなのかは知らないけどこの話をするとブスッとする取締。

 


 

取締が事務所に戻る際に、

隣のが健康診断書を置き忘れていると教えたらノリノリになった。

取締は隣ののファンだからね。

 

何か通販する気だったのか、電話帳くらい分厚いカタログを事務所から持って行ったは良いけど返却されないらしい。

健康診断書と一緒にそこに置きっぱなしにされていた。


もう自分の席じゃないんだから置きっぱなしはやめな。

 

 

隣のは興味が向いたものにすぐ飛び込んでしまってやりっぱなしでまたすぐどっかに行く癖がある。


もしくは、何かとどうでもいい理由を見つけては2階に上がって来ようとするのでわざと置きっぱなし・・・?

うわ・・・

 

 

ここから一昨日の夜の話を引き出してきた取締。

現場のミーティングが行われていて、それを窓越しに見たという。

隣のが両手を後頭部に回し、足を組み、仰向けで寝そべる感じで椅子に座っていたと。

ビーチチェアで寝てる人みたいなポーズで偉そうだったと。

 

(会議が好き過ぎてポーズで攻撃性を主張してくるのはいつも。

手間こそが仕事!と言い始める前触れ。)

 

 

 

取締「司会がいるんだけど、後ろの人がこーんなポーズだからどっちが偉いんだかって感じよね笑」

 

わたし「なにそのビーチの女みたいな・・・横にパラソル置いてやりましょ」

 

 

他愛無いこの会話は取締のご機嫌取りである。

お気に入りの人に対しては尽くすけど、

そうでない人にはすぐピリピリし出す。

お金に関することは特に。

少額でもピリピリする。

 

例えば紙を止めるクリップの話。

クリップが事務所に貯まるとわたしは「いる?」と聞かれ、大量に貰える。

NOなんかは自分で買ってくる。


これくらい差がある。

 

欲しくても言わないってNOが意固地になっているような気もするし、

取締も「必要なの?」とか言いそうな気もするし、

NOも「どうせ言った所で・・・」って悟ってる気もするし、

取締も「そっちから声出しなさいよ」ってイラッとしてる気もする。


面倒臭い感じなのでブスッとならないようにだけバランスを取る事にしている。

 


 

 

取締は印刷枚数のカウントを見て、

トナーの説明にある枚数よりも印刷出来たのがずっと少ない事が気になり業者に電話し始める。

 

相手の業者はPCを買い揃えるのに関わってる所で、直接トナーの所に電話してる訳ではないと思われる。多分。


苦情言うにももっと証拠となる情報が必要だとか言われたみたいでうちで証拠集めの記録を取る事に。

 


取締「この説明に書いてあるのって最大枚数?最小枚数?どっちにしても少なすぎだよねえ!

そんな大量にインク使うような印刷もして無いんでしょ?

だからおかしいって言ったの」


わたし「詐欺だ。イケメンいるよって誘われて合コン行ったら残念しかいなかったようなもんですよ」


取締「そうよー!イケメンどこよー!」

 


取締の性格的に構った方が良さそうなのにNOは避け気味。


夜にミーティングあるんだから仲良くしときなさいよと。

 

 

 

午後。

笑い袋にこっそり急ぎを置かれてキーキー怒ってた件のその後を天気娘が気にしていた。


詰め詰めの予定の中、何も言わずに『明日出しの急ぎですお願いします』とコメント付きで置いて行かれ、

天気娘は文句を言いながらも夕方に仕上げて間に合わせた。が、

当の笑い袋がやる気無かったみたいでそのまま放置して出荷しなかったという恨みが天気娘にはあった。


こう言う事が何度かある。

 

 

わたし「問い詰めた所でどうせ『営業が急に予定変更して〜』って言うに決まってますよ。

納期変更して来週の出荷にしたんじゃないですか?」


天気「来週は・・・25日か。」


わたし「25日ならまだ指摘するチャンスはありますよ」


この件、正直わたしも忘れていた。


わたし「ほんと口上手いですよね。頭良い。」


天気「ずる賢いってことなんでしょ」

 


怒ってまーす。

 

 

 

O「今日出したみたいだよ」


事情を知ってるOに天気娘が怒ってる件を聞いてみた。

今日出荷したと言う。


わたし「営業の都合??」


O「いや、自分で遅らせたんじゃ無い?」

 

あんまりそういうのやってるとうちの信用問題である。

 

 

 

 

反感買ってるのを気付いてない笑い袋は

機械に苦手意識が強いパートのムードさんに引き継ぎをしていた。

 

笑い「そうしたらー」


ムード「えーまだあるのー?」

声が低くて機嫌が悪いムードさん。


笑い「そうなのでーす♪」

無意識に煽る笑い袋。

 


笑い袋は何も気付かない。

 

 

 

 

 


夜にミーティングがあった。

 

通常の報告が終わり、

最後に笑い袋の時間の使い方について触れた。


 

ほぼ1日笑い袋の姿が見えない日があった。

そんなに掛からないはずの簡単な作業に1日。


あまり単価もあれだからパートさんに任せた方がいいような作業。

 

それの作業をする部署に行くと、決まって笑い袋の戻りが遅い。


近くを通った人曰く、楽しそうにお喋りしている声が聞こえたというので

まぁそういう事なんだろう。


 

上司達もそれを分かった上で時間の使い方には気をつけるよう注意をした。

 

手こずってるなら連絡してとか、

お客さんからのメールも気にしてとか、

周りをもっと見てだとか。

 

 

そんな話。

 

 

 

辞めるとはいえ、やる事はやってと約束したばかりでこの話題。

本人には言わないが、裏ではやる気が無いと評価されていた。

 


辞めるんだからやる気は無いでしょ。

 

約束も守る人では無いでしょ。

 

笑い袋は気付かない人だから

やる気のパフォーマンスは出来ても実際に何をしたら良いのか分からなくて見せかけだけになってしまう。

するとまたやってる様子が無いと評価される事になる。

 

結局繰り返される。

 

 

 

 

後日、辞めるのにやる気無いって表現はおかしいと伝えといた。